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アップルペクチン論文6

  1. 1つの実験における放射線量の縮小の頻度分布をFigure 13.3において示した。Vitapect服用グループの子供の放射線活性の相対減少率は単純平均32.4%であり、中央値はそれぞれ33.6%であった。一方、Vitapectを含まないクリーンな食物を摂取したグループのそれはただ単に単純平均14.2%、中央値は13.1%であった。このことはVitapect服用グループの効果的半減期が27日であることとVitapectを含まないクリーン食物を摂取したコントロールグループのそれが69日であることと相関している。


Figure 13.3
Belarussianの子供達に対してVitapect投与を行った時のCs-137身体放射線量の相対的な縮小状態(Hill等、2007)
Figure 13.3


  1. 2つの計算された全身残留関数をFigure 13.4(成人用)において示した。最初の曲線は、汚染された食物をt=0からクリーンな食物に取り替える効果を表していて、2番目は、t=0からクリーンな食物とVitapectとを同時に摂取した場合のケースである。観察された平均の実効半減期が69日から27日になるためにその縮小率は2.5倍の減少になる。


Figure 13.4
Leggett等による成人の理論的な残留関数(2003年)、上部の曲線はクリーンな食物の効果を示し、Vitapectを服用した場合には下のように吸着による放射性物質の減少の効果がある(Hill等、2007)
Figure 13.4


  1. 1996年から2007年に、160,000人を超えるBelarussianの子供達は18日から25日間の治療コースとして経口的にVitapect(1日に2回の5g)を服用することにした。その結果はそれぞれの治療コースの後でCs-137放射能レベルは平均30%から40%の減少を示した。長期の経験に基づいて、BELRAD研究所は、放射性の汚染された領域に住むすべての子供達が従来の配給食糧とともに経口的なペクチン添加された食品を毎年4回のコースで治療を受けるように勧めている。

     過去11年間のBELRAD研究所の活動からみて、327,000人を超える子供達の体内に含まれているCs-137のレベルをコントロールすることで放射能恐怖のアラームを惹起することなく、被曝予防についての知識の普及と個人的な責任のもとに各人の健康についての優れた留意感覚をもたらしたといってよい。



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